気をつけたいこと

脚が極端に短く、身体を支える脚に対して胴が長い独特の体型によって起きやすいのが椎間板ヘルニアなどの病気です。マンチカンは腰や脚の関節などに負担がかかりやすく、飼い主がきちんと気をつけてあげないと歩けなくなってしまったり、痛みに苦しんだりとかわいそうなことになってしまいます。ソファやキャットタワーなど、猫が飛び乗りそうなものがあれば高すぎないか確認しましょう。骨や軟骨が弱くならないよう、必要な成分が摂れるキャットフードを選ぶのも大切です。

 

マンチカンには長毛種と短毛種がいますが、長毛種の場合は毛球症の危険があります。いわゆる毛玉が体内にたまってしまう状態で、毛玉除去剤やこまめなブラッシングで予防することができます。短毛種の場合はそこまで心配する必要はありません。

 

新しくペットショップで購入したり、すでに飼っている猫に子供を産ませたいという時には気をつけなければいけないことがあります。マンチカンの特徴である短い脚は障害ではありませんが、特定の種類の猫と掛け合わせることで遺伝的に良くない特徴が出てしまうことがあります。よく知られているのが、スコティッシュフォールドなどの折れ耳の猫との掛け合わせで、骨がもろいという特徴があるため脚に負担の大きいマンチカンとの掛け合わせは良くありません。折れ耳のマンチカンは買わないようにしましょう。

基本的な飼い方

マンチカンは特徴的な見た目から、障害や欠陥があると思われることもありますが、脚の短さ以外には特に他の猫とは差がありません。脚が短いことで他の猫と違うのは、ジャンプ力です。一般的にマンチカンは、ジャンプ力が弱いと言われていますが、個体差もあり一概には言えません。ただ体型的にジャンプは負担になることもあるので、普段の生活空間で高くジャンプをする必要がないように工夫してあげた方が、健康的に過ごせるでしょう。

 

また、非常に活発な猫が多いため、十分な運動スペースを用意してあげましょう。狭い室内でも十分な運動ができるようによく利用されるキャットタワーも、マンチカン向けの段差が低いものや階段状のものを選ぶのがおすすめです。

 

室内飼いの猫は太りやすいですが、マンチカンは肥満が身体に負担になりやすいため、成猫以降は食事の量に気をつける必要があります。年齢を重ねて運動量が落ちればその分消費カロリーが減りますが、猫は今まで食べていたのと同じ量を欲しがります。徐々に量を減らしたり、カロリーの低いキャットフードに変えるなどの工夫が必要です。あらかじめ時間を決めて、時間内に食べきれず食べ残した分は片づけるのも大切です。食事の量を把握し、病気や体調不良をいち早く見つけることにも役に立ちます。

マンチカンとは

マンチカンは普通の猫よりも脚が短いという特徴を持っている猫です。その体型から、猫のダックスフントと呼ばれることもあります。繁殖が行われるようになったのが1980年代、新種として認められたのが1995年と、まだ新しい種類です。ダックスフントはその独特の体型による骨格の問題が良く知られていますが、マンチカンについては具体的な証拠は示されていません。

 

マンチカンの名前の由来は英語のマンチキンから来ています。小さなむしゃむしゃと食べるもの、という意味があり、日本語に置き換えると餓鬼に近いですが、小人という意味で使われることが多く、世界的に有名な童話でも小人の国の名前および種族名として使われています。

 

様々な種類の猫との交配が行われたことから、同じマンチカンであっても短毛種と長毛種がいたり、毛色が様々であったりと、見た目のバリエーションが非常に多いことも特徴です。長いしっぽを持ち、バランスを取るのに使ったり感情を表したりと、表情豊かに良く動くしっぽも人気の理由の一つです。元気で甘えん坊なので人懐っこく、他の猫との多頭飼いにも向いています。また、家に人がいなくても上手に留守番ができるため、一人暮らしの人でも飼いやすいと言われています。平均体重は4キロ前後と他の種類に比べると小さめなことも飼いやすいと言われる理由の一つです。

 

マンチカンを飼う場合、他の猫とは体型に大きな違いがあるため、飼い方に違いがあるのか気になるという人も多いはずです。飼い方や注意点について説明します。